2023/10/27 12:02
こんにちは★
ヴィーガン&グルテンフリー焼き菓子専門店Ve庵です。
いつもありがとうございます。
東京は過ごしやすい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
さて、今更なのですが、
「ヴィーガン&グルテンフリーの焼き菓子屋さんを立ち上げた理由とは?」をお話しします。
まず、私の母についてです。
現在は、要介護5で私が自宅介護をしています。
母は食物アレルギーが多々あり、ブラックチョコレート、豚肉、ブリ、かつお、みりん、アルコールなどがNGです。
本人曰く、これらの食材を食べることは好きだそうです。
でも、食べると蕁麻疹がでたり、かゆみがでるので食べられません。
食物以外にもスギ、ひのきなどにアレルギーがあります。
母が食物アレルギーになったキッカケは、若い頃に受けた手術による輸血からでした。
なので、私は物心が付く頃は、今の時代よりも世間はアレルギーに対する認知度が低かったですが、
アレルギーはとても身近にあり、常に気にしていました。
幸いにも私には、反応してしまうのはアルコールだけで、食物アレルギーがありません。
母がアレルギー持ちであるという経験もあり、また、私自身アレルギーこそないものの赤ちゃんの頃からなかなかミルクを飲まない、
学校給食を食べることができずに、放課後まで一人教室の隅っこに居残りさせられたり、食べることは楽しくないという食の黒歴史を持っています。
食事を多く取れない私にとって足りない栄養素をピンポイントでとれるお菓子は理想的な食事ともいえるものでした。
※これについては、Amazonのkindleで電子書籍を出しておりますので、よろしければお読みいただければ嬉しいです。
今も、ただ単に好き嫌いだけでは済まされない、食べられない食材が多々あります。
1997年頃にイギリスに行ったときに出会った「ヴィーガン」はとても衝撃的なものでした。
ヴィーガンをもっと早くに知っていたら、子供の頃の私は食に対してトラウマのような黒歴史は持たなかったのではないかと思います。
現在の私自身はヴィーガンではなく、ベジタリアンに近いです。
アレルギーがあってもなくっても、ヴィーガンでもヴィーガンでなくても、誰もが安心して食べられる「食のバリアフリー」を目指し、
そして動物愛護や地峡環境保護にもつながり、お料理よりも人から人へ気軽に伝えやすいサステナビリティなお菓子作りをしようと思ったのがキッカケで、2017年ひとりで小さくVe庵を立ち上げました。
Ve庵は、「ヴィーアン」と読みます。英語でVeganと書いて、gを抜くとヴィーアンになり、庵は日本発を表現したいと思い、
この漢字をあてました。
ブランドコンセプトは『お菓子で健康的に!お菓子でコミュニケーション!』です。
パティシエの専門学校に通ったわけでもなく、どこかのお店で修行したわけでもない私が、
すべて独学でレシピを考案し、販売するまでに至っています。
立ち上げようとした当初は、歯が折れそうなすんごい固いクッキーができたり、口の中の水分が全部持っていかれそうなパサパサなパウンドケーキができたり(笑)と何度も何度も失敗して、試行錯誤しました。
現在は、クッキー、マフィンなどの焼き菓子のみを製造・販売しております。
今後とも宜しくお願い申し上げます。